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(3)昭和三十九年十二月に十六名の里親体験記を発刊したが、内容は略して〔発刊に際して〕長崎県知事佐藤勝也の一文を記して、当時の里親会活動の一端を想起していただきます。
○今日では児童の幸福を守るための制度が非常によく整っていますので、不遇な子供が路頭に迷うようなことがなくてすむことは、まことに喜ばしいことであります。
昭和二十四年に発足した里親制度は、戦後の混乱期に生じた家庭の愛情に恵まれない子供を主としたものであったが、戦後二十年の歳月を経た今日なお不幸な子供はそのあとをたたないで、現在本県には児童福祉施設に多くの子供が保護されております。
そしてこれらの施設に代り児童に理解をもつ個々の家庭に委託里子として養育中のものが二五〇人あります。心身ともに発達途上にあって、人間形成上大切な時期にあるこれら子供達が、一般家庭の児童同様に暖かい人間関係の中で健やかに育成されることはまことに喜ばしいことであります。
私はかねて、母子対策、家庭対策を柱としての青少年のもつ未知の力を伸ばし、健全育成をはかり、次代を背負う「人づくり」を提唱いたしているのであります。
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